共に働くための課題(1) rev1
なにか提案されたり意見を言われたとき、提案や意見を提出した人(発信者)がだれかによって受け取り方が異なる。発信者が男性である場合は聞く耳をもつけれども、女性である場合、それも若い女性であると受け付けようともしない。こうした行動に出会うことはありませんか。
ここでは、発信者側に発信する権限がどれだけあるかといったローカルな制度上の関係を問題にしているわけではありません。<発信者側の性別に基づく受信者側のダブルスタンダード>を問題にしています。こうした行動傾向をもつ方は男性にも、女性にもみられるように思います。また、自らの行動傾向に気づいていないと思われる場合もあるようです。
このような行動傾向の上司がいる職場では、せっかくの発信を活かすことができず、発展が阻害されるように思います。地域でも同じような問題を見聞きします。公平な対応を築くにはどうすれば良いのでしょうか。
実際の場面では、いろいろな要因が絡み合っていることが多いですが、下記の有無は見立てておく必要がありそうです。
受信者側
①権威主義的なパーソナリティ
②傾聴能力や他者の感情の受け止めの未熟さ(対人スキルの問題)
③自己理解の未熟さや自信のなさ
④性別に基づくダブルスタンダードへの問題意識の乏しさ
(自分も同じ目に遭ってきたからと、その風土を変えようとしない場合も)
発信者側
①発信者になる側が、ダブルスタンダードな行動や態度に接しても異議を唱えない
②同じ立場にある人が発信者に抑制を求める(出る杭を打つ風土)
地域の風土が影響している場合もあるように思われます。
受信者自身が、若いときに発信者として、同様の受信者の態度や行動を経験していたかもしれません。男性の場合、自分自身が受信者からそのような態度をとられることがないため、問題意識が希薄かもしれません。
こうした状況は、悪循環を生じがちです。
悪循環は絶つ必要がありますが、まずは問題意識をもつこと、そして状況に対する正確な見立てが必要と思われます。
「発信者の態度が問題」と言われる方もおられるかもしれませんが、そうであれば、発信者の態度を公平に評価し、必要があれば修正を求めることが受信者に求められます。
こうした問題状況に対して、どのような処方が望ましいかは、状況をよく見て考えていく必要があります。理解してくれる人がいるかどうかは大切です。決して諦めずに、職場の人間関係について相談できる場を得ることです。
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